防犯ポスターのコンクールは中学生などを対象に行われており様々なデザインが寄せられます。入賞作品や優秀作品は公の場に貼られたりすますが、それ以前に、中学生などがコンクールのために防犯ポスターを描くこと自体が大切なことなのです。
防犯ポスターは、犯罪を抑止するのを目的で作られたポスターです。
毎年、全国の小中学生向けに自治体や防犯協会などの主催で防犯ポスターコンクールが、開催されており、よく夏休みの課題で防犯ポスターを描くように言われた小中学生も多いでしょう。
そうした防犯ポスターには、予め小中学生に身近な「万引き」や「暗い夜道に気をつけよう」といったスローガンが決められているものや、全く自由に書いていいものなどタイプは色々です。
夏休みが終った秋口に審査が行われて、デパートや繁華街などに優秀作品が張り出される「防犯ポスター展」などで展示されます。
展示会で一時的に張り出されるだけの、これら防犯ポスターが、本当に防犯に役立つかどうか疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
この防犯ポスター展の狙いはポスターによる犯罪の抑止ではなく、防犯ポスターを描くことによって、小中学生自身に防犯意識を芽生えさせるのが狙いなのです。
小中学生の描いた防犯ポスターで優秀作品は、地域によってはそのまま本当の防犯ポスターとして、街角に張り出されたりもしますが、各地の警察でも独自で防犯ポスターを作ったりしています。
ポスターの規模は全国規模であったり、県警規模であったりその範囲は色々ですが、全国規模になると有名人をモデルに使った窃盗被害や飲酒運転防止といった防犯ポスターが作られています。
ただ、こうした有名人をモデルに使う場合、あまりアイドル系のタレントがモデルに選ばれる事はないようです。
なぜならば、人気アイドルのポスターというのは、よく盗まれるからです。
これは警察のポスターだからといって盗難を免れる事はなく、熱狂的なファンは、何のポスターだろうが関係なく自分の好きなアイドルのポスターを手に入れようとします。
ちなみに2008年に、窃盗防止の為に自転車や自宅の施錠を呼びかける防犯ポスターに、島根県警はポスターのモデルに「マナカナ」の愛称で知られる双子タレント三倉茉奈さんと三倉佳奈さんを採用しました。
マナカナをアイドル視する熱狂的なファンがまだいるかどうかは微妙な問題ですが、窃盗防止のポスターが窃盗被害にあったらほとんど笑い話でしょう。
最近防犯ポスターのテーマで多いのは、やはり「薬」と「飲酒運転」です。
「薬」はともかく、罰金が信じられないほど高額になった飲酒運転は、犯罪だからというよりモラルとして、減ってきている傾向にあるようです。
そうした世の中の動きに防犯ポスターが役に立っているかどうかも微妙な問題かもしれません。
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